整体院の集客はどのオーナー様も経営している以上はずっと続いていくテーマとなります。
経営者と会社員の違いはこの集客を自分でしなくてはいけないということです。
会社員は与えられた仕事を賢明に追及していくものですが、整体院のオーナ様は当然ですが仕事そのものも自分で取って来る必要があります。
残念ながら、ただゴットハンドというだけではお客様が増えないのが現状です。
さて、それでは実際に集客が出来るためにはどうしたらいいでしょう?
まず一番大切なのは「試行錯誤」です。
ホームページが出来ました、さあ、患者さんがどんどん来るから捌いていく準備をしなければ。
ところが、ホームページが出来ても期待のほか患者様は来院してくれないというのが普通です。
まずホームページは作ってからがスタート地点。そして、何よりも大切になって来るのがデータを集めて解析することによって、集客の色々な方法が見えてくるということです。
例えば、ホームページから毎月、頭痛のキーワードが多く、観覧ページ数や観覧ページ時間が多いのが確認できたとします。
しかし、肩こりでは思いのほか観覧ページ時間が少なかったとします。
これで一つ、頭痛のキーワードでは効果があるということがデータから分かりました。
そこで、チラシを作成してポスティングをすることにします。
ここで先ほどのデータを生かして、頭痛専用のチラシを作ってポスティングを行うとします。
データを元にして決定した内容なので、直観で作ったチラシよりも費用対効果は高くなる可能性は十分にあります。
これは一つの単純な例に過ぎませんが、直観ではなく根拠を元に集客を行っていくということが大切になります。
データを取ることの難し
ここまでデータを取るということの大切さをお伝えさせていただきましたが、このデータを取るということが最近では難しくなってきているのです。
これはなぜかというと、Googleアナリティクスという無料の解析ツールがアクセスされたキーワードを表示させなくなったからです。
「notprovided」や「notset」などの表記がされていて、アクセスされたキーワードを教えてくれなくなったのです。
今まではYahooからの検索では表示されている部分もありましたが、今となってはYahooでも「notprovided」が表示されてしまい、確認することができません。
Googleのサーチコンソールという別のツールと連携することで、多少「notprovided」も公表するようにはなりましたが、多くのキーワードは表示されていないのが現状です。
そこで、対策としてはGoogleのアドワーズ広告を導入するという選択肢があります。
これは確かに有料の広告となるため費用は掛かってしまいますが、リスティング広告からの集客が見込めると同時に「notprovided」となっていた自然検索キーワードが、リスティング広告ではすべて表示されることになります。
冒頭でもお伝えさせていただいたように、集客のポイントは試行錯誤です。
作っただけ、ツールを使っただけでは集客は出来ません。
そして、直観できっとこれを使えば上手くいくかもしれない、ホームページに高い料金を払えば上手くいくかもしれないという根拠のないアイディアの大抵は失敗に終わります。
集客の基本は何を根拠としているのか、データでは何を語っているのかということです。
これらを用いることで突破口が見えてくる可能性が高いと言えます。
また、流行りの方法に流されてしまうのも失敗に終わる可能性が高いと言えます。
みんなフェイスブック広告をはじめたみたいだ。
Twitterを入れると患者様が増えるようだ。
これらは根拠のないアイディアであり、使ったからと言って患者様が増えるとは限りません。
フェイスブック広告を使ってホームぺージにアクセスが集まった結果、アクセス数が増えたことによってトップページの検索順位が上がり、「横浜 整体院」のキーワードでヒットした人からの申し込みが増えた。
(これは、可能性のある例を挙げさせていただきましたが、「横浜 整体院」は仮のサンプルとなりますので、事実ではありません。)
このように具体的に上手く行った成功例があれば、導入を検討するのは有力と思われます。
今回は整体院で集客できない理由は何??をお送りさせていただきました。