レスポンシブデザインという言葉をご存知でしょうか。
これは、少し前から開始されたホームページのレイアウトのあり方です。
昔と違い、今はスマートフォンの時代となりました。
このスマートフォンにいかに対応したホームページを作るかということが、ここ最近のネット市場のテーマとなっています。
パソコンと違い、スマホの場合には画面も小さいですし、文字や画像を表示する領域が限られています。パソコンのように大きな画面で見せるのとは、根本的にコンテンツの配置や大きさが異なってきます。
このパソコンとスマートフォンのサイトですが、大きく分けて2通りの作り方があります。
1.パソコンホームページに加えて、スマートフォンのサイトを別に作成する。
2.パソコンとスマートフォンが同じホームページで出来ていて、レイアウト(中身の配置や大きさ)だけが変更される仕組みにする。
この2種類となりますが、どのように違うのでしょう?
1のスマートフォンサイトを新たに作成する場合には、手間も掛かり、出来上がってからも修正が発生する場合には、PCとスマホサイトの両方を変更しなければなりません。
このように、様々なデメリットが起きてくることから、Googleは2の方法を推進しています。
一つのホームページでありながら、レイアウトだけをPCとスマホで分ければ、修正の時には、PCとスマホが1回で両方が同時に修正されることになります。
この作成方法を「レスポンシブデザイン」と言います。
少し前は、この方法を弊社ではあまり良く思っておりませんでした。
なぜかと言うと、パソコンサイトの内容がすべてスマホで表示されてしまうと、ページごとに内容を変えることが出来ないからです。
たとえば、整骨院の「腰痛」に関する情報はPCでは画面が大きいので、トップページにも表示させたい。一方スマホは画面が小さいので、「腰痛」に関する情報はページを分けて掲載したい。
この場合には1の方法では可能ですが、
2の「レスポンシブデザイン」ではできません。(作り方によって例外はありますが)
このように、必ずPCの内容にスマホサイトが従わないといけなくなります。
ただ、現在ではやはりGoogleが推進しているように、レスポンシブデザインでホームページを作成した方がいいと結論を出しました。
その理由としては、
1.ネットワーク環境が良くなっていて、ページを開く速度が早くなってきていること
2.ユーザーがスマホサイトを使うことに慣れてきたので、PCと同じコンテンツであっても、使い勝手に影響が出にくくなっていること。
3.PCよりもスマホサイトがメインになってきているため、PCサイトはスマホサイトに合わせていく「スマホファースト」が進んできていること。
とくにこの3つ目の項目が一番の理由と言えます。
2017年はスマホでの検索率75%というデータがありますので、スマホでホームページを作成し、それに合わせてシンプルなPCサイトを作成する方向性がメインになってきています。
「スマホファースト」
これがこれからのホームページ制作の主流になってきています。