これはだいぶ前からになりますが、グーグルアナリティクス上で検索されたキーワードが表示されなくなりました。
ご存知の方も多いと思いますが、調べようとすると「notprovided」や「notset」などという表記で、キーワードを教えてもらえなくなっているのです。
検索されたキーワードを知るということはとても大切なことです。
たとえば、「横浜の整体院ゆるゆるで腰痛の最新メニューを導入しました!」というブログの記事を書いたとします。
これは「横浜 腰痛」や「横浜 整体院 腰痛」などのキーワードで検索されてヒットする可能性のある記事タイトルです。
しかし、実際にこの言葉で検索しているかどうかを知ることが出来なくなってしまいました。
そもそも、「notprovided」で表示されてしまう理由はhttpsのアドレスにあります。検索エンジンそのものもSSL化されたことにより、このキーワードデータの取得が出来なくなりました。
Googleだけでなく、現在はYahooもSSL化されていますので、2大検索エンジンでキーワードが表示されないということになります。
また、グーグルアナリティクスだけでなく、他の解析ツールでもSSL化された検索エンジンではキーワードは表示されません。
これにより、昔と比べSEOは大変難しい手法となりました。
では、どうやってキーワードを知るの??
そこで、どのようにSEO対策を行うのかをここでは書かせていただきます。
ざっくり分けると、
1.リスティング広告からキーワードを予想する
2.グーグルアナリティクスの観覧時間数からヒットしたページを見ていく
3.狙いを定めてキーワードを盛り込む
これらはどれも、予想をしていく手段となります。
1.リスティング広告からキーワードを予想する
まず、一番目についてですが、SEOと違いリスティング広告を行えば、リスティング広告でクリックされたキーワードはグーグルアナリティクス上で表示がされることになります。
これは大変貴重なデータです。
どんなキーワードでヒットした時に観覧時間数が高いということや、観覧ページ数が多いなどが分かれば、ブログでどんなキーワードで記事を書いたらいいかが分かります。
たとえば、
「渋谷区 骨盤矯正」というキーワードで観覧時間数が毎月高いとします。
これは効果のあるキーワードだということが分かりましたので、このキーワードを含ませながらブログの記事を書けば、リスティング広告だけでなく、ブログからもヒットした時には観覧時間が長い可能性があります。
「渋谷区 坐骨神経痛」というキーワードで観覧時間数が毎月0秒だったとします。
これは効果の無いキーワードだということが分かりましたので、ブログにもあまりこのキーワードを使わない方がいいでしょう。
というように、効果のあるキーワードとそうでないキーワードを見分けることがリスティング広告で出来るようになります。
2.グーグルアナリティクスの観覧時間数からヒットしたページを見ていく
2番目ですが、これはリスティング広告を行っていない状態の場合とします。
リスティング広告からのキーワードのヒントがないため、どんなキーワードでブログの記事を書いたらいいか不明となります。
そこで、ひとまずはヒットしそうなキーワードをタイトルに含めて、ブログの記事を多く書いていきます。この時、いろんな言葉でキーワードを含ませてそれぞれの記事を書くようにします。
そして、多くの記事を書いた状態で、グーグルアナリティクスを開きます。キーワードのところは「notprovided」となってはいますが、観覧時間数や観覧ページ数は表示されていますのでそこに着目します。
タイトルに「横浜 腰痛」と含まれていれば、おそらく「横浜」や「腰痛」という言葉で検索されたんだという予測が付けられます。そして、観覧時間数が多いものはおそらくは「腰痛」というキーワードでは効果があるというように、勘所をさがしていくのです。
この時に大切になるのは、一つのブログの記事のテーマは一つに絞ることです。
腰痛に加え、肩こり、自律神経なども一つの記事の中で書いてしまうと、はたして腰痛でヒットしたのか、自律神経失調症でヒットしたのかが分からなくなるからです。
1記事、1テーマで書いていくことで、どんなキーワードでヒットし、そのヒットで実際にユーザーの観覧時間数は高いのかどうかを見ていくことができます。
3.狙いを定めてキーワードを盛り込む
このように、観覧時間数が高いと思われるキーワードは見込みのある患者様を連れてきてくれるキーワードですので、1記事だけでなく、たくさん書きます。
場合によってはブログの中にカテゴリーを作成し、どんどんキーワードをタイトルに含めて、記事を書いていきます。
この時に複合にするのもおすすめです。
例えば、「横浜 腰痛」だけでなく「横浜 腰痛 改善方法」「横浜 腰痛 種類」など予測できる複合のキーワードで記事を書いていくのがおすすめです。
今回は整体院のSEO対策として、グーグルアナリティクスの「notprovided」についての記事を書かせていただきました。