治療院のホームページでの集客は、大きく分けてPPCか、SEOか、となります。
よく質問を受けるのは、どちらを行えばいいでしょう?という内容です。
今回はこのことをテーマにお伝えさせていただきたいと思います。
SEOのメリットとデメリットは?
まずSEO対策のメリットですが、これはなんと言っても費用が掛からないということです。また、現在のSEO対策は業者が特定のキーワードで上位に上げるという方法よりも、オーナー様ご自身でホームページの内容の質を向上させる「コンテンツSEO対策」となっています。
これを行うには、ホームページにオーナー様ご自身でページを増やしいく必要があります。大抵の場合、ホームページの中にブログを埋め込み、頻繁に記事を書いていくことによって、ページ数を増やしいくという方法を取ります。
これに関しては、業者で行うことは基本できない行為です。ブログの記事を書くのは大抵はオーナー様ご自身となります。
つまり、SEO対策は現在では無料で出来る手法であるが、文章を書いて、ページを増やしていくという「手間」が発生すると言えます。
これは前者はメリットで、後者はデメリットとなります。
また、文章を書く時のルールもSEO的に知っていなければいけません。
今日はカフェでナポリタンを頼んだということを毎日ページにアップしても、一向に順位が上がることはないといえます。
リスティング広告のメリットとデメリットは?
リスティング広告は言わずと知れた、もう一つの検索リストに自分のホームページのリンクを掲載出来る方法です。
これは広告となるため、SEO対策のように無料で出来るものではありません。これがデメリットの一つになります。
1クリック100円~160円くらいで掲載されるクリック型広告となります。
これのもう一つのデメリットとしては、自分ではなかなか設定が難しいということです。
SEOと違い、リスティング広告の中でセット出来る検索キーワードは多数に及び、一つのホームページで通常セットするキーワードは150以上となります。
これは地域名を掛け合わせたり、「腰痛」「頭痛」などの症状別でもヒットさせることを考えると、その組み合わせが150以上にも及びます。
リスティング広告の専門家は、この150以上あるキーワードを一つ一つ手でタイプするとはありません。
エクセルを使って、全体を落とし込み、地域名など変える部分は「置換」をして変更していきます。
この辺りの「設定」がオーナー様ご自身では難しい面があります。
メリットとしては、SEOのように頻繁に記事を書かなくても、特定のページに直接広告からヒットされるということです。
「頭痛」という症状別のページを一つ作っておけば、頭痛系のキーワードでこのページに入ってくるようにセットしておくことができます。
つまり、リスティング広告はSEOのようにページを作るというオーナー様の「手間」がないことがメリットです。
結局、どっちがいいの?
もちろん、両方やるのがいいですが、さらにその使い分けについてお伝えします。
まず、SEO対策は記事を書いて、読む人がいることで検索の上位に上がりやすくなると言えます。つまり、読んでいる人の観覧時間数が上位にカウントされる要因なのです。
これは、リスティング広告を使った場合にも同じで、広告から辿った人が、辿り着いたページを長く読んでくれて、観覧時間数が長ければ、それもSEO対策にプラスに働きます。
もちろん、広告費用の大小にもよりますが、リスティング広告を止めてしまったホームページが、全体の観覧時間数が少なくなってしまったことで、検索順位が落ちてしまうということがあります。
何が言いたいかというと、リスティング広告を行うということは、SEO対策でもプラスに働くという相乗効果があるのです。
これは例えば、こういう時にも利用することができます。
ホームページを立ち上げて間もない時には、観覧時間数も少ないはずです。
また、ページ数そのものも少ないことが多いのではないでしょうか。そういった、初期の頃はリスティング広告を使い、アクセス数で観覧時間数を稼ぎ、長期スパンで記事を増やしてSEO対策を行っていく、という方法が有効です。
やがて、SEO対策が上手く行き始めたら、リスティング広告は少な目にし、SEO対策に力を入れるなど、状況に合わせて作戦を練っていく。この辺りが集客の戦術となります。
リスティング広告とSEO対策に関する戦術に関しては、今後もまた記事としてアップしていきたいと思います。